「携帯版だれでも受かる簿記3級」もよろしくネ!
【このブログをMy Yahoo!に追加する】
国債や社債を発行するということは資金を借り入れることを意味しますが、
反対に国債や社債を購入するということは資金を貸し付けることを意味します。
国債や社債には券面上に金額が記載されています(額面金額といいます。)が、
その金額は期日が来てその資金が返済される(償還(しょうかん)といいます。)
ときの金額です。
つまり、国債や社債を発行するときにはいくらで発行してもいいし、
売買するときもいくらで売買してもいいものなのです。
したがって、
売り手と買い手の力関係によって売買の金額が決まります。
株式の場合には、1株、2株と数えますが、
社債の場合には、1口、2口と数えます。
国債や社債には券面上に¥1,000,000などという金額が
記載されていても(額面金額¥1,000,000などといいます。)
¥100の単位を1口として、10,000口というような言い方をします。
よく質問されるのですが、法律上この単位は¥100でないこともありえます。
しかし、およそほとんどの社債は、¥100単位になっていますので、
単に1口と書いてあったら1口¥100で考えてしまってかまいません。
10年ほど前に日商簿記検定の1級の問題で1口¥1,000となっているものを
見たことはありますが、
それ以外ではあまりなかったと思います。
国債や社債は満期がきたら償還されるのですが、
売買目的有価証券という勘定科目で仕訳されるような国債や社債は
その前に売却されることを目的として保有しているものです。
それ以外の国債や社債は2級以上で出題されます。
(1)売買目的で酒井物産株式会社の社債(額面金額1,000,000)を
額面¥100につき¥96で購入し代金は現金で支払った。
| (借) | 売買目的有価証券 | 960,000 | (貸) | 現 金 | 960,000 | ||||||
まず、何口の社債を購入したのかを計算したいと思います。
額面¥1,000,000の社債を¥100単位で何口購入したのか計算すると
1,000,000÷100=10,000という計算で、
10,000口だということがわかります。
1口¥96で購入したので、
96×10,000=960,000
となります。
この計算を電卓でするときには、
このようにすると簡単です。
1,000,000×96%=960,000
「%」のボタンはそのまま押してください。
小数に直さなくてもだいじょうぶです。
「%」は100分の1をあらわすので、
電卓が100で割った金額をあらわしてくれます。
(2)(1)の社債を額面¥100につき¥98で売却し、
代金は現金で受け取った。
| (借) | 現 金 | 980,000 | (貸) | 売買目的有価証券 | 960,000 | ||||||
| 有価証券売却益 | 20,000 | ||||||||||
売却代金の計算を電卓でするときには、
このようにすると簡単です。
1,000,000×98%=980,000
「%」のボタンはそのまま押してください。
小数に直さなくてもだいじょうぶです。
もし購入した国債や社債を売却する前に決算になったときには、
帳簿上の金額を時価に直すことが必要です。
(3)(1)で購入した社債を売却する前に決算となった。
社債の時価は¥100につき¥95であった。
| (借) | 有価証券評価損 | 10,000 | (貸) | 売買目的有価証券 | 10,000 | ||||||
この社債の時価は
1,000,000×95%=950,000
(「%」のボタンはそのまま押してください。)
となります。
そこで、有価証券評価損は
960,000−950,000=10,000
と計算されます。
または、1口あたりの金額を先に計算して、
96−95=1
1,000,000×1%=10,000
(「%」のボタンはそのまま押してください。)
と計算することもできます。
練習問題はここからです
仕訳の練習(30)
【1】売買目的のために、工藤興業株式会社の社債(額面金額1,000,000)を
額面¥100につき¥97で購入し代金は小切手を振り出して支払った。
| (借) | 売買目的有価証券 | 970,000 | (貸) | 当座預金 | 970,000 | ||||||
購入した金額を電卓でするときには、
次のようにすると簡単です。
1,000,000×97%=970,000
(「%」のボタンはそのまま押してください。)
【2】売買目的で、額面¥100につき¥99で購入した横山産業株式会社の
社債(額面金額2,000,000)を額面¥100につき¥96で売却し
代金は後日受け取ることとした。
| (借) | 未収金 | 1,920,000 | (貸) | 売買目的有価証券 | 1,980,000 | ||||||
| 有価証券売却損 | 60,000 | ||||||||||
代金を後日受け取るときの勘定科目は未収金です。
売却代金を電卓で計算するときには、
次のようにすると簡単です。
2,000,000×96%=1,920,000
(「%」のボタンはそのまま押してください。)
購入したときの金額(取得原価)を電卓で計算するときには、
次のようにすると簡単です。
2,000,000×99%=1,980,000
(「%」のボタンはそのまま押してください。)
有価証券売却損の金額は
1,980,000−1,920,000=60,000
と計算できますが、
1口あたりの金額を先に計算して、
99−96=3
2,000,000×3%=60,000
(「%」のボタンはそのまま押してください。)
とすることもできます。
【3】決算にあたり、売買目的で保有する宮本商事株式会社の社債(額面金額
¥3,000,000 ¥100につき¥97で購入)を評価替えした。
決算時の時価は¥100につき¥99だった。
| (借) | 売買目的有価証券 | 60,000 | (貸) | 有価証券評価益 | 60,000 | ||||||
この社債の取得原価は
3,000,000×97%=2,910,000
(「%」のボタンはそのまま押してください。)
となります。
この社債の時価は
3,000,000×99%=2,970,000
(「%」のボタンはそのまま押してください。)
となります。
そこで、有価証券評価益は
2,970,000−2,910,000=60,000
と計算されます。
または、1口あたりの金額を先に計算して、
99−97=2
3,000,000×2%=60,000
(「%」のボタンはそのまま押してください。)
と計算することもできます。
【このブログをお気に入りに登録する】
【このブログをMy Yahoo!に追加する】
携帯サイトで手形の仕訳問題を38題アップしています。
仕訳問題と試算表作成問題に役に立つと思います。
「携帯版だれでも受かる簿記3級」もよろしくネ!
もっともっとたくさんの皆様に
「だれでも受かる簿記3級」を読んでいただきたいと思っています。
ぜひ、お友達にも
たちばなん の 「だれでも受かる簿記3級」をご紹介ください!




