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売上原価とは売れた商品の「仕入れ値」のことです。
商品の売上高から売上原価をひきざんすると、
その商品を売っていくらの利益が出たかを計算することができます。
この利益を簿記では売上総利益といいます。
売上高−売上原価=売上総利益
例えば、
それを1個100円で全部売ったとすると、
売上高・売上原価・売上総利益の金額は次のようになります。
売上総利益の計算 | |
売上高※1 | 300 |
売上原価※2 | 180 |
売上総利益※3 | 120 |
※1 売上高=100×3=300
※2 売上原価=60×3=180
※3 売上総利益=300−180=120または(100−60)×3=120
ここで次の表を見てください。
仕入 | ○○○ |
仕入れた商品を○であらわしています。
仕入の金額は60×3=180という計算になっています。
そしてこの表を使って売上原価をあらわしたいと思います。
売上原価の計算 | |
仕入 | ○○○ |
そのうち売れた商品を○であらわしています。
ここでは、3個すべてが売れたので、売上原価も60×3=180となっています。
それでは、1個60円の商品を3個仕入れて、
それを1個100円で2個売ったとすると、
売上高・売上原価・売上総利益の金額はどうなるでしょうか?
売上総利益の計算 | |
売上高※1 | 200 |
売上原価※2 | 120 |
売上総利益※3 | 80 |
※1 売上高=100×2=200
※2 売上原価=60×2=120
※3 売上総利益=200−120=80または(100−60)×2=80
売上原価の金額は60×3=180とはなりません。
売上原価とは、あくまでも「売れた商品の仕入れ値」です。
売上原価に注目して次の表で確認してみたいと思います。
売上原価の計算 | |
仕入 | ○○○ |
仕入れた商品のうち売れたものを○であらわしています。
売上原価は60円に○の数を掛け算して計算します。60×2=120
黒の○は売れていない商品なので、売上原価には入れません!
次に、前の年から売れ残っている1個60円の商品が1個あって、
1個60円の商品を5個仕入れて、
商品を1個100円で4個売ったとすると、
売上高・売上原価・売上総利益の金額はどうなるでしょうか?
(商品の仕入れ値は話を簡単にするために同じ金額にしています。)
売上総利益の計算 | |
売上高※1 | 400 |
売上原価※2 | 240 |
売上総利益※3 | 160 |
※1 売上高=100×4=400
※2 売上原価=60×4=240
※3 売上総利益=400−240=160または(100−60)×4=160
ここで売上原価について次の表で確認したいと思います。
売上原価の計算 | |
繰越商品 | ○ |
仕入 | ○○○○○ |
前年から繰り越されている商品を繰越商品といいます。
繰越商品は全部売れたとして○であらわしています。
売上原価は60円に○の数を掛け算して計算します。60×4=240
黒の○は売れていない商品なので、売上原価には入れません!
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在庫分は原価にはならないというコメントがほしい
コメントありがとうございます。
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