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日商簿記検定3級に必要な決算整理事項のうち貸倒引当金の設定の話のつづきです。
【貸倒引当金がたりないときの話です。】
※当期に計上した受取手形や売掛金などが貸倒れたときには
貸倒損失という勘定を用います。→決算(18)貸倒れ
この場合には、たとえ貸倒引当金勘定に残高があったとしても貸倒損失勘定を
用いることになります。
(実は日商検定では2級で出題されています。3級の試験でも注意が必要です。)
前期に計上した受取手形や売掛金などが貸倒れたときには
貸倒引当金を使うことになります。
今回はこの続きです。
前期に計上した売掛金が貸倒れた場合に貸倒引当金がたりないときの仕訳は
次のようになります。
| (借) | 貸倒引当金 | ××× | (貸) | 売掛金 | ××× | ||||||
| 貸倒損失 | ××× | ||||||||||
数字が入った例です。
(例)前期に計上した売掛金600円が貸倒れた。なお、貸倒引当金が200円ある。
| (借) | 貸倒引当金 | 200 | (貸) | 売掛金 | 600 | ||||||
| 貸倒損失 | 400 | ||||||||||
この仕訳は日商簿記3級の検定試験で第1問によく出題される仕訳です。
最近では、第1問だけではなく、第3問と第5問にも出題されています。
したがって、間違いなくできるようにしなければならないものの一つです。
第3問や第5問では、試算表上の貸倒引当金の金額が充分にあるのか、
それともたりないのかを必ず確認してから解答することが必要です。
また、第2問や第4問で新しいタイプの問題が出題されたときにも
対応できるようにしなければならないものです。
この仕訳を勘定に記入したいと思います。
貸倒引当金に関係のある勘定記入はよく練習しておくことが重要です。
なぜならば、決算整理事項のうち貸倒引当金だけは、
勘定を読み取ったり、勘定記入したりすることが必要な問題が
出題されていないからです。
当然、問題集などにはあまりありません。
貸倒引当金の設定を含めて、新パターンの問題が出題される可能性があります。
貸倒れが生じる前の勘定の記入は次のようになっています。
| 売掛金 | |
| ××× |
|
| 貸倒引当金 | |
| 200 |
|
ここにさっきの仕訳を勘定記入すると次のようになります。
| 売掛金 | |
| ××× |
600 |
| 貸倒引当金 | |
| 200 |
200 |
| 貸倒損失 | |
| 400 |
|
※仕訳の勘定記入方法がわからない場合にはこちらをどうぞ!→→→元帳の記入とT字勘定(1)
貸倒引当金の残高がないときには、次のようになります。
(例)前期に計上した売掛金600円が貸倒れた。なお、貸倒引当金残高はない。
| (借) | 貸倒損失 | 600 | (貸) | 売掛金 | 600 | ||||||
貸倒れが生じる前のの勘定の記入は次のようになっています。
| 売掛金 | |
| ××× |
|
| 貸倒引当金 | |
ここに仕訳を勘定記入すると次のようになります。
| 売掛金 | |
| ××× |
600 |
| 貸倒引当金 | |
| 貸倒損失 | |
| 600 |
|
【今までの貸倒引当金の設定についての内容】
-
貸し倒れ
-
貸倒引当金の設定
-
貸倒引当金の設定額の計算
-
貸倒引当金の設定の仕訳
-
貸倒引当金の設定の仕訳を勘定に記入すると?
-
決算整理前残高試算表と決算整理後残高試算表U
-
貸倒引当金戻入
-
前期に計上した受取手形や売掛金などが貸倒れたとき
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仕訳問題と試算表作成問題に役に立つと思います。
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