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3年め以降の減価償却の仕訳も1年め・2年めと同じ仕訳になります。
仕訳は同じでも、勘定に記入してみると違うところがあります。
ここを自分で確認すると後で役に立ちます。
(例)
自動車を現金200万円で購入した。
耐用年数は10年、残存価額は取得原価の10%とする。
3年めの減価償却の仕訳を行いなさい。
〈直接法〉
(借) | 減価償却費 | 180,000 | (貸) | 車両運搬具 | 180,000 | ||||||
減価償却を行う前の勘定の記入は次のようになっています。
減価償却費 | |
|
車両運搬具 | |
1,640,000 |
※減価償却費勘定にはまだ何も記入されていません。
車両運搬具勘定の残高は、164万円になります。
この金額は4年めには146万円、5年目には128万円となっているはずです。
という計算を行うと求められます。
ここに直接法による減価償却の仕訳を勘定記入すると次のようになります。
減価償却費 | |
180,000 |
車両運搬具 | |
1,640,000 |
180,000 |
車両運搬具という勘定の残高(借方と貸方の差額)は
1,640,000−180,000=1,460,000
となります。
減価償却を行うことによって、毎年、車両運搬具という資産が減少するのです。
※仕訳の勘定記入方法がわからない場合にはこちらをどうぞ!
〈間接法〉
(借) | 減価償却費 | 180,000 | (貸) | 車両運搬具減価償却累計額 | 180,000 | ||||||
減価償却を行う前の勘定の記入は次のようになっています。
減価償却費 | |
|
車両運搬具 | |
2,000,000 |
車両運搬具減価償却累計額 | |
|
360,000 |
※減価償却費勘定にはまだ何も記入されていません。
車両運搬具勘定の残高は、200万円のまま、
車両運搬具減価償却累計額勘定の残高は、36万円となります。
車両運搬具減価償却累計額という勘定には、前の年までの減価償却費の合計額
が記入されている
4年めだと 18万円×3=54万円
5年めだと 18万円×4=72万円
となります。
ここに間接法による減価償却の仕訳を勘定記入すると次のようになります。
減価償却費 | |
180,000 |
車両運搬具 | |
2,000,000 |
車両運搬具減価償却累計額 | |
|
360,000 180,000 |
※仕訳の勘定記入方法がわからない場合にはこちらをどうぞ!
車両運搬具勘定と車両運搬具減価償却累計額勘定の差額は次のように計算できます。
2,000,000−540,000=1,460,000
この金額は直接法で仕訳をした場合と同じです。
減価償却を行うことによって、毎年、車両運搬具という資産が減少するのです。
※仕訳の勘定記入方法がわからない場合にはこちらをどうぞ!
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携帯サイトで手形の仕訳問題を38題アップしています。
仕訳問題と試算表作成問題に役に立つと思います。
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もっともっとたくさんの皆様に
「だれでも受かる簿記3級」を読んでいただきたいと思っています。
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今、基金訓練中の生徒です。簿記3級を勉強しました。
練習問題を自習用にいただき、難しく、ここでお世話になっております。
簿記3級は修得してましたが、勉強して良かったです。
自習用の問題をあと少しです。
本当に感謝でいっぱいです。
ありがとうございます。