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【有形固定資産を売却したときの仕訳について】
今度は決算日の売却ではなく、それ以外の日に売却したケースについてです。
〔例〕
当店は平成○年8月24日に備品を¥20,000で売却し、代金は現金で受け取った。
この備品の取得原価は¥100,000、決算整理前の減価償却累計額¥60,000で
あった。減価償却は定額法で行っており、記帳は間接法によっている。売却時の仕訳を
答えなさい。
なお、会計期間は平成○年1月1日から平成○年12月31日とする。また、残存価
額は取得原価の10%、耐用年数は6年とする。
| (借) | 現 金 | 20,000 | (貸) | 備 品 | 100,000 | ||||||
| 備品減価償却累計額 | 60,000 | ||||||||||
| 減価償却費 | 10,000 | ||||||||||
| 固定資産売却損 | 10,000 | ||||||||||
1月から8月までは8ヶ月なので、減価償却費は次のような計算になります。
100,000×90%÷6×8÷12=10,000
〔間接法の別解1〕
| (借) | 減価償却費 | 10,000 | (貸) | 備品減価償却累計額 | 10,000 | ||||||
| (借) | 現 金 | 20,000 | (貸) | 備 品 | 100,000 | ||||||
| 備品減価償却累計額 | 70,000 | ||||||||||
| 固定資産売却損 | 10,000 | ||||||||||
〔間接法の別解2〕 間接法の別解1は、減価償却費の計上の仕訳を初めに行っている。
でもこれは、決算整理仕訳だから備品の売却の仕訳のような日々の仕訳が全部終わった
後でするはずじゃないか!
この問題では、備品の売却の仕訳を質問しているのだから、減価償却費の計上の仕訳は
書く必要はないじゃないか!
このような考え方をすると仕訳は次のようなものになります。
| (借) | 現 金 | 20,000 | (貸) | 備 品 | 100,000 | ||||||
| 備品減価償却累計額 | 70,000 | ||||||||||
| 固定資産売却損 | 10,000 | ||||||||||
減価償却費と備品減価償却累計額を区別しないで、合計額を減価償却累計額として仕訳
しています。
直接法で減価償却を行っている場合はどうでしょうか?
〔例〕
当店は平成○年8月24日に備品を¥20,000で売却し、代金は現金で受け取った。
この備品の取得原価は¥100,000、前期までの減価償却費の累計額は¥60,000
であった。減価償却は定額法で行っており、記帳は直接法によっている。売却時の仕訳を
答えなさい。
なお、会計期間は平成○年1月1日から平成○年12月31日とする。また、残存価
額は取得原価の10%、耐用年数は6年とする。
| (借) | 現 金 | 20,000 | (貸) | 備 品 | 40,000 | ||||||
| 減価償却費 | 10,000 | ||||||||||
| 固定資産売却損 | 10,000 | ||||||||||
間接法と同様に考えると次の別解が考えられます。
〔直接法の別解〕
| (借) | 減価償却費 | 10,000 | (貸) | 備 品 | 10,000 | ||||||
| (借) | 現 金 | 20,000 | (貸) | 備 品 | 30,000 | ||||||
| 固定資産売却損 | 10,000 | ||||||||||
【今までの減価償却についての内容】
-
減価償却額の計算
-
減価償却の仕訳(直接法)
-
減価償却の仕訳(間接法)
-
2年めの減価償却の仕訳(直接法)
-
2年めの減価償却の仕訳(間接法)
-
3年め以降の減価償却の仕訳
-
会計期間の途中で有形固定資産を購入したときの減価償却T
-
会計期間の途中で有形固定資産を購入したときの減価償却U
-
会計期間の途中で有形固定資産を購入したときの減価償却V
-
有形固定資産の売却T
-
有形固定資産の売却U
-
有形固定資産の売却V
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とあったので、今回の例で言うと1〜8月までの8ヶ月間で
減価償却費は100,000×90%÷6×8÷12=10,000
と計算するのではないでしょうか?
ご指摘ありがとうございます。
別な問題で使う予定の解説を書いてしまったようです。(←言い訳)
これから解説を訂正します。