「携帯版だれでも受かる簿記3級」もよろしくネ!
【このブログをMy Yahoo!に追加する】
【今回は決算整理前残高試算表と決算整理後残高試算表V(減価償却2年め)です。】
前回に引き続き、決算整理前残高試算表と決算整理後残高試算表について考えていきま
しょう!
(例)
前期の期首に備品を¥50,000で購入した。
定額法によって減価償却を行う。
耐用年数は5年、残存価額は取得原価の10%、
会計期間は平成○2年1月1日から平成○2年12月31日までとする。
¥50,000×90%÷5年=¥9,000/年
決算整理をする前の勘定の記入は次のようになっています。
備 品 | |
50,000 |
備品減価償却累計額 | |
9,000 |
減価償却費 | |
|
減価償却の仕訳をする前ですから、減価償却費勘定には何も記入されていません。
減価償却累計額勘定には前期の金額が残されているのです。
(とりあえずこういうものだと思っていてください。)
これをもとに決算整理前残高試算表を作るとこうなります。
決算整理前残高試算表 | |
備 品 50,000 |
備品減価償却累計額 9,000 |
勘定の借方と貸方の差額を記入するのが残高試算表でした。
減価償却費の金額は0ですから何も書かれていません。
減価償却累計額は前期の分が記入されているわけです。
次に減価償却の仕訳を間接法でしてみると次のようになります。
(借) | 減価償却費 | 9,000 | (貸) | 備品減価償却累計額 | 9,000 | ||||||
この仕訳を勘定に記入すると次のようになります。
仕訳の勘定記入方法がわからない場合にはこちらをどうぞ!
備 品 | |
50,000 |
備品減価償却累計額 | |
9,000 9,000 |
減価償却費 | |
9,000 |
ここから決算整理後残高試算表を作成したいと思います。
決算整理後残高試算表 | |
備 品 50,000 減価償却費 9,000 |
備品減価償却累計額 18,000 |
貸借対照表の減価償却累計額はその資産から引き算する形になりますが、
決算整理後残高試算表では、貸方に書きます。
また、仕訳で「○○減価償却累計額」という勘定科目を用いているときには決算整理後
残高試算表ではそのまま勘定科目を用いて記入します。
貸借対照表では「○○」という部分を除いて、「減価償却累計額」と書きました。
平成○2年12月31日 | |||
資産 | 金額 | 負債および資本 | 金額 |
・・・・・ ・・・・・ 備 品 減価償却累計額 ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ |
・・・・・ ・・・・・ 50,000 18,000 32,000 ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ |
・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ |
・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ |
【今までの減価償却についての内容】
該当する項目をクリックすると別のページが開きます。
-
減価償却額の計算
-
減価償却の仕訳(直接法)
-
減価償却の仕訳(間接法)
-
2年めの減価償却の仕訳(直接法)
-
2年めの減価償却の仕訳(間接法)
-
3年め以降の減価償却の仕訳
-
会計期間の途中で有形固定資産を購入したときの減価償却T
-
会計期間の途中で有形固定資産を購入したときの減価償却U
-
会計期間の途中で有形固定資産を購入したときの減価償却V
-
有形固定資産の売却T
-
有形固定資産の売却U
-
有形固定資産の売却V
-
有形固定資産の売却W
-
損益計算書と貸借対照表(減価償却1年め)
-
損益計算書と貸借対照表(減価償却2年め)
-
損益計算書と貸借対照表(減価償却3年め以降)
-
決算整理前残高試算表と決算整理後残高試算表V(1)
【その他の決算整理事項】
該当する項目をクリックするとそれぞれの項目の初めのページが開きます。
売上原価の算定について |貸倒引当金の設定について |減価償却について
【このブログをお気に入りに登録する】
【このブログをMy Yahoo!に追加する】
携帯サイトで手形の仕訳問題を38題アップしています。
仕訳問題と試算表作成問題に役に立つと思います。
「携帯版だれでも受かる簿記3級」もよろしくネ!
もっともっとたくさんの皆様に
「だれでも受かる簿記3級」を読んでいただきたいと思っています。
ぜひ、お友達にも
たちばなん の 「だれでも受かる簿記3級」をご紹介ください!
ノート形式は資格ブログに合いますネ。
参考になにました。
ランキング応援クリック!!!!!
ありがとうございます。
また来てください!