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【今回も費用の繰延(くりのべ)についての続きです。】
この話の一番初めのページはこちらです。
今日初めてご覧になる場合には、この話の一番初めのページから読んでいただくとわか
りやすいと思います。
来年の分の費用を支払ったら、それを来年の損益計算書に書くために、
今年の決算では貸借対照表に書いておく。
前回までの話はこんなことになると思います。
今までの内容を仕訳するとどうなるのかを確認していきたいと思います。
(例)
会計期間は平成○1年1月1日から平成○1年12月31日です。
当店は平成○1年4月1日に1年分の保険料¥12,000を現金で支払いました。
決算で行う仕訳を答えなさい。
まず、平成○1年4月1日に行ったはずの仕訳を考えましょう!
| (借) | 支払保険料 | 12,000 | (貸) | 現 金 | 12,000 | ||||||
これを支払保険料勘定に記入すると次のようになります。(現金勘定は省略)
| 支払保険料 | |
| 12,000 |
|
この仕訳をしたままだと損益計算書の支払保険料という金額に来年の分まで入ってしま
うので、来年の分を今年の損益計算書から除きます。→この説明はこちら
来年の分の金額は
¥12,000×3÷12=¥3,000
で計算することができます。
このことを仕訳であらわすと次のようになります。
| (借) | ○○○○○ | 3,000 | (貸) | 支払保険料 | 3,000 | ||||||
支払保険料は費用で損益計算書の借方に書く勘定科目なので、
貸方に記入することによって引き算したことになります。
勘定に記入するとこのことがわかります。
| 支払保険料 | |
| 12,000 |
3,000 |
支払保険料勘定の残高(借方と貸方の差額)が
12,000−3,000=9,000
となっていますね!
仕訳で出てくる借方の「○○○○○」というところに入る勘定科目ですが、
これは「前払保険料」という勘定科目になります。
来年の損益計算書に書くために一時的に貸借対照表に書いておくものです。
前にも書いたことですが、
「前○○○」「未○○○」のように
勘定科目の一番初めの漢字が「前」とか「未」と書いてあるとそれは
「貸借対照表に書く勘定科目ですよ」という意味になります。
この「前払保険料」も貸借対照表に記入します。
借方に出てくるので資産の勘定科目です。
もう一度、決算のときに行う仕訳と勘定記入を確認したいと思います。
| (借) | 前払保険料 | 3,000 | (貸) | 支払保険料 | 3,000 | ||||||
この仕訳を勘定に記入すると次のようになります。
| 支払保険料 | |
| 12,000 |
3,000 |
| 前払保険料 | |
| 3,000 |
|
このような仕訳、つまり、
| (借) | 前払○○ | ××× | (貸) | 支払○○ | ××× | ||||||
の仕訳は、必ず覚えなければならない大切な仕訳です。
保険料のところが、家賃、利息、手数料などにもなります。
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