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日商簿記検定3級に必要な決算整理事項のうち収益および費用の見越・繰延の話です。
【今回も収益の見越(みこし)についての話の続きです。】
初めてこの記事をお読みになる場合にはこちらの決算(63)収益の見越(みこし)?
読んでいただくと話がわかりやすいかもしれません。
前回の記事は決算(65)収益の見越(みこし)?です。
来年受け取るはずの収益でも、今年の分ならばそれは損益計算書に記入し、
同じ金額を貸借対照表の借方に資産として書いておく。
ということまで前回考えたわけです。
それでは、また同じ時期に、同じ収益が発生したらそうなるのでしょうか?
前回の決算(65)収益の見越(みこし)?まで次のような取引で考えました。
会計期間は平成○1年1月1日から平成○1年12月31日までです。
(例)
平成○1年4月1日に取引先に¥100,000を現金で貸し付けた。
返済日は平成○2年3月31日、利息¥6,000は返済日に元金とともに受け取るこ
とになっている。
平成○2年に受け取る利息は平成○1年の分(平成○1年4月1日から平成○1年12
月31日まで)と平成○2年の分(平成○2年1月1日から平成○2年3月31日まで)
のはずです。
| 平成○1年 | 平成○2年 | ||||||
| 1/1〜3/31 | 4/1〜6/30 | 7/1〜9/30 | 10/1〜12/31 | 1/1〜3/31 | 4/1〜6/30 | 7/1〜9/30 | 10/1〜12/31 |
| ¥4,500 | ¥1,500 | ||||||
まだ受け取っていなくても、平成○1年の分の金額で平成○1年の損益計算書と貸借対
照表を作りました。
平成○1年の損益計算書と貸借対照表は前々回と前回の記事を見てください。
平成○2年の損益計算書は、他に支払いがなければ次のようになります。
| 平成○2年1月1日から平成○2年12月31日まで | |||
| 費用 | 金額 | 収益 | 金額 |
| 売 上 原 価 給 料 支 払 家 賃 支 払 保 険 料 ・・・・・ 貸倒引当金繰入 減 価 償 却 費 ・・・・・ 支 払 利 息 ・・・・・ 当 期 純 利 益 |
・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ 収益−費用 |
売 上 高 ・・・・・ 受 取 手 数 料 ・・・・・ 受 取 利 息 ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ |
・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ 1,500 ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ |
この平成○2年の4月1日にまた得意先に同じ金額を同じ条件で貸し付けたらどうなる
かです。
| 平成○2年 | |||
| 1/1〜3/31 | 4/1〜6/30 | 7/1〜9/30 | 10/1〜12/31 |
| ¥1,500 | |||
上の図に次の年を付け足してみると、次のようになります。
| 平成○2年 | 平成○3年 | ||||||
| 1/1〜3/31 | 4/1〜6/30 | 7/1〜9/30 | 10/1〜12/31 | 1/1〜3/31 | 4/1〜6/30 | 7/1〜9/30 | 10/1〜12/31 |
| ¥1,500 | 平成○3年3月31日支払い分¥6,000 | ||||||
平成○2年には受け取らないが、平成○2年の分の利息があるはずです。
そこで、その分が損益計算書と貸借対照表に記入されます。
平成○3年3月31日に受け取る予定の利息¥6,000のうち、
平成○2年4月1日〜平成○2年12月31日分(9ヶ月分)
¥6,000×9÷12=¥4,500
平成○3年1月1日〜平成○3年3月31日分(3ヶ月分)
¥6,000×3÷12=¥1,500
となるはずです。
| 平成○2年 | 平成○3年 | ||||||
| 1/1〜3/31 | 4/1〜6/30 | 7/1〜9/30 | 10/1〜12/31 | 1/1〜3/31 | 4/1〜6/30 | 7/1〜9/30 | 10/1〜12/31 |
| (1)¥1,500 | (2)¥4,500 | (3)¥1,500 | |||||
|
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑ |
||
|
平成○3年3月31日支払い分¥6,000 |
この結果、平成○2年の損益計算書には平成○2年の分の収益が記入されていなければ
なりません。
| 平成○2年1月1日から平成○2年12月31日まで | |||
| 費用 | 金額 | 収益 | 金額 |
| 売 上 原 価 給 料 支 払 家 賃 支 払 保 険 料 ・・・・・ 貸倒引当金繰入 減 価 償 却 費 ・・・・・ 支 払 利 息 ・・・・・ 当 期 純 利 益 |
・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ 収益−費用 |
売 上 高 ・・・・・ 受 取 手 数 料 ・・・・・ 受 取 利 息 ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ |
・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ 6,000 ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ |
平成○2年の損益計算書には、
平成○2年3月31日に支払った1月1日〜3月31日の分→(1)¥1,500
平成○3年3月31日に支払う予定の4月1日〜12月31日の分→(2)¥4,500
つまり、¥1,500+¥4,500=¥6,000
が記入されるはずです。
平成○2年の貸借対照表には、
まだ支払っていない(平成○3年3月31日に支払わなければならない)
平成○2年の分の費用が記入されます。
平成○3年3月31日に支払う予定の4月1日〜12月31日の分→(2)¥4,500
| 平成○2年12月31日 | |||
| 資産 | 金額 | 負債および資本 | 金額 |
| ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ 未収利息 ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ |
・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ 4,500 ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ |
・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ |
・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ |
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