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日商簿記検定3級に必要な決算整理事項のうち消耗品の処理の話です。
【前々回からは消耗品と消耗品費についての話です。】
初めてこの記事を読むときはこちらから読んでいただくとわかりやすいと思います。
消耗品を購入したときの仕訳は2パターンありました。
それが次の二つの仕訳です。
(例) 事務用の消耗品¥1,000を購入し、代金は現金で支払った。
上の取引で購入時の仕訳を考えてみたいと思います。
まず、消耗品費勘定を用いる方法では、次のような仕訳になります。
(借) | 消耗品費 | 1,000 | (貸) | 現 金 | 1,000 | ||||||
勘定に記入してみると次のようになります。(現金勘定は省略します。)
消耗品費 | |
1,000 |
|
消耗品 | |
|
|
ここまでが、前回の話でしたが、
消耗品費勘定と消耗品勘定の残高を決算整理前残高試算表に記入してみましょう!
決算整理前残高試算表 | |
消耗品費 1,000 |
ここがポイントです!
決算整理前残高試算表には、消耗品を購入したときの勘定科目が書いてある!
この場合には、消耗品費です!
次に、もう一つの消耗品勘定を用いる方法の仕訳です。
(借) | 消耗品 | 1,000 | (貸) | 現 金 | 1,000 | ||||||
勘定に記入してみると次のようになります。(現金勘定は省略します。)
消耗品費 | |
|
|
消耗品 | |
1,000 |
|
ここまでが、前回の話でしたが、
消耗品費勘定と消耗品勘定の残高を決算整理前残高試算表に記入してみましょう!
決算整理前残高試算表 | |
消耗品 1,000 |
ここがポイントです!
決算整理前残高試算表には、消耗品を購入したときの勘定科目が書いてある!
この場合には、消耗品です!
ここに気がつかないと消耗品の部分の解説を読んでもさっぱりわからないということに
なりがちです。しっかりと覚えておいてください。
【今までの決算整理事項】
該当する項目をクリックするとそれぞれの項目の初めのページが開きます。
売上原価の算定について |貸倒引当金の設定について |減価償却について
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携帯サイトで手形の仕訳問題を38題アップしています。
仕訳問題と試算表作成問題に役に立つと思います。
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もっともっとたくさんの皆様に
「だれでも受かる簿記3級」を読んでいただきたいと思っています。
ぜひ、お友達にも
たちばなん の 「だれでも受かる簿記3級」をご紹介ください!
消耗品は貸借対照表に表示する資産の勘定科目で、
消耗品費は損益計算書に表示する費用の勘定科目ですね!
仕訳をするときにはそのどちらかを使うしかありません。
仕訳だけに用いる勘定科目がないからです。
どちらでもいいので、
二つの使い方ができてしまいました。
どちらの方法でも、貸借対照表と損益計算書を作ると
結果は同じになるはずです!
実際の試験問題ではどちらかで処理しているはずなので、
どちらなのかを見分けなければならないのです。
自分で仕訳をするときには、
特に指示がなければどちらでもいいのです。
ただし、試験問題は解答をいくつも作りたくないので、
正解が一つにしぼれるように工夫していると思います。
どのように見分けるかは、本文を参考にしてくださいネ!
是非ご利用下さい。
m(__)m
http://seorank.hi-hi.jp/