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今回も精算表の話の続きです。
精算表の話は
こちらから始まっています。
→→→決算(79)精算表とは
前々回から精算表問題解法テクニックを書いています。
前回から貸倒引当金を設定する際の解法テクニックの話です。
貸倒引当金を設定する際に受取手形や売掛金の必要な修正を忘れてしまったり、
後から修正の資料が出てきて不便だったりする。
このような点が前回の話でした。
それだけではありません。
期中に貸倒れが生じていて、
貸倒れの処理を決算整理のときに追加しなければならないケースも出てきます。
そこで、次のテクニックを使います。
テクニックその2
貸倒引当金の設定は後回しにして、貸借対照表欄から計算しろ!
前回の精算表と決算整理事項で考えます。
| 勘定科目 | 残高試算表 | 修正記入 | 損益計算書 | 貸借対照表 | ||||
| 借 方 | 貸 方 | 借 方 | 貸 方 | 借 方 | 貸 方 | 借 方 | 貸 方 | |
| 受取手形 | 500 | |||||||
| 売掛金 | 400 | |||||||
| 仮受金 | 100 | |||||||
| 貸倒引当金 | 5 | |||||||
〔決算整理事項〕
1仮受金は全額売掛金の回収であることが判明した。
2受取手形および売掛金の期末残高に対して2%の貸倒れを見積もる。引当金の設定は
差額補充法による。
仮受金の処理を行います。
| (借) | 仮受金 | 100 | (貸) | 売掛金 | 100 | ||||||
貸倒引当金の設定は後回しにして、他の決算整理事項を先に処理してしまいます。
その中には先ほど書いたように、
期中の貸倒れを決算整理の時点で処理しなければならないものがあるかもしれません。
最後に貸倒引当金の設定をするわけですが、
貸倒引当金の金額を計算する前に
他の勘定科目は損益計算書欄や貸借対照表欄まで記入してしまいます。
このような精算表になると思います。
| 勘定科目 | 残高試算表 | 修正記入 | 損益計算書 | 貸借対照表 | ||||
| 借 方 | 貸 方 | 借 方 | 貸 方 | 借 方 | 貸 方 | 借 方 | 貸 方 | |
| 受取手形 | 500 | 500 | ||||||
| 売掛金 | 400 | 100 | 300 | |||||
| 仮受金 | 100 | 100 | ||||||
| 貸倒引当金 | 5 | |||||||
貸借対照表欄の赤い字の受取手形と売掛金の金額を見てください!
この金額に対して貸倒引当金の設定額の計算をします。
(500+300)×2%=16
このような計算になります。
そして、計算された貸倒引当金の設定額を貸借対照表欄に記入します。
| 勘定科目 | 残高試算表 | 修正記入 | 損益計算書 | 貸借対照表 | ||||
| 借 方 | 貸 方 | 借 方 | 貸 方 | 借 方 | 貸 方 | 借 方 | 貸 方 | |
| 受取手形 | 500 | 500 | ||||||
| 売掛金 | 400 | 100 | 300 | |||||
| 仮受金 | 100 | 100 | ||||||
| 貸倒引当金 | 5 | 16 | ||||||
最後に貸倒引当金の行の差額から貸倒引当金の金額を計算します。
つまり、
16−5=11
を使って貸倒引当金繰入の金額とします。
| 勘定科目 | 残高試算表 | 修正記入 | 損益計算書 | 貸借対照表 | ||||
| 借 方 | 貸 方 | 借 方 | 貸 方 | 借 方 | 貸 方 | 借 方 | 貸 方 | |
| 受取手形 | 500 | 500 | ||||||
| 売掛金 | 400 | 100 | 300 | |||||
| 仮受金 | 100 | 100 | ||||||
| 貸倒引当金 | 5 | 11 | 16 | |||||
| 貸倒引当金繰入 | 11 | 11 | ||||||
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